交通事故の治療は接骨院で受けるな!?
2015年06月29日
今月は交通事故によるむち打ちや腰痛の患者さんのご来院が非常に多い月でした。 そんな中で、当院に通院されている患者様の実際に合った例を交えて「正しい接骨院(整骨院)のかかり方」をお伝えします。
当該患者様は自転車で走行中に信号のない交差点で脇見をしていた車に衝突され転倒、倒れた方の足や腕にお怪我を負われ、同時に首と腰の捻挫されました。 救急車で病院に搬送後、当院に掛かられました。
見せていただくと腕や足のお怪我は創傷、擦過傷も大きなものはなく軽い打撲で病院でも「1~2週間安静にて回復」とされたようです。 本人様も腕や腕の治療は痛みが日に日に引いてきているので、それよりも首と腰の治療を受けたいとのことでしたので状態を確認し治療を開始することになりました。
この方の場合、まだ保険会社に転院(病院⇒接骨院)の報告が出来ていなかったので患者さん御本人に保険会社の担当者に連絡していただきました。 すると先方の保険会社からこう言われたそうです。
「接骨院ですか。接骨院の治療は補償の対象にならないので病院で治療してもらってください。」
接骨院の治療は補償の対象にならない??つまり自賠責保険では治療費や通院慰謝料を払わないということの様です。 私は何かの間違いじゃないかと思い担当者に直接聞いてみました。 すると答えはこうでした。
「接骨院での治療は、効果があると医師が判断し、医師の指示のもと行って貰います。」
そうなんです。最近の交通事故の事例ではこのようなケースが増えています。 整骨院での交通事故治療費が全国的に伸びていることが要因でしょう。
しかし、保険会社が知慮期間中に患者さんや接骨院と全く連絡を取らなかったり 病院が急性痛に対しての効果的な治療を行えていなかったりすることが接骨院が選ばれる一つの要因だと思うので 患者さんに理由も言わずに接骨院での治療は受けられないような説明をするのはどうかと思います。
結論から言いますと、接骨院の治療も自賠責保険や自動車保険での治療は可能ですし、通院慰謝料や休業損害の補償対象にもなります。 今、病院で治療中の方ももっと早く治療効果を上げたいと思っている方や、病院の場所や受付時間が生活に合わずに治療を受けることがなかなかできていない方は お近くの接骨院に掛かって頂ければと思います。
そして、保険会社さんに「医師(病院)の指示を貰ってください」と言われたら、その旨を接骨院に伝えて接骨院に「指示書」「同意書」等を用意してもらいましょう。 その書類を病院の先生に書いてもらい保険会社に提出してください。
保険会社に求められているにも拘らず、指示書や同意書を用意してもらえない接骨院や、病院に同意書を貰いに行く必要はない、と言うような接骨院は信頼関係のある医療機関との連携が取れていない証拠だと思いますので別の接骨院にかかれられる方が良いかもしれません。
交通事故の治療は身体の回復だけでなく補償の問題が関わってきますので、保険会社・医療機関・接骨院としっかりとした連携を取り治療を進めていく必要があると思います。 当院では患者さんに必要な治療と補償が行き届くように保険会社と事前の連絡を密に取り治療を進めておりますの。
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