交通事故と後遺症
2015年03月3日
3月になると卒業を控えた高校生が一斉に免許を取りに学校に通いだします。 交通人身事故は20歳代が一番発生率が高いのでこの春も十分交通事故には気を付けましょう。
さて、本日は交通事故による後遺症のお話です。 不幸にも交通事故にあってしまい当院に治療に通われている患者さんの中でも 「あと少し」の症状がなかなか改善しない患者さんもおられます。
そういった時に保険会社(損保会社)は治療を終了し後遺症での補償を受けるように勧めてきます。 患者さんも、「後遺症認定で補償が下りるなら治療を終了しても良いかな。」と考えて治療中止の判断をされる場合が有ります。 しかし、実は後遺症認定は大変ハードルが高く実際に患者さん本人がいくら辛いといっても医師の後遺症認定専用の診断書や治療実績、そして他覚的(MRIなど)な証拠がないとなかなか後遺症認定による保証は受けられないのです。ちなみに治療期間もその条件にあるようで6ヶ月間の治療期間を経ていないと基本的には否認されます。
ですので、交通事故における治療は後遺症が残らないようにしっかりと治療をするということが必要です。 補償金額の上で損保会社さんと患者さんとの利害は一致していないですが、交通事故を身体的にも金銭的にも解決に導くというのが本来の目的であるはずです。 治療を最後までしっかりと継続するためには損保会社さん、患者さん、そして私たち治療を担当する者の三者がしっかりと連絡を取りゴールまで行くことだと思います。
そのために必要な治療費の減額措置や損保会社さんへの医学的な連絡や取次は私たち治療の責務だと思いますのでご遠慮なくご相談ください。 不幸にも発生した交遊事故による怪我や補償をしっかりと最後までお手伝いしますよ。
・本院:京都市南区西九条西柳ノ内町28-5 075-691-6790 ・久我の杜院:京都市伏見区久我森ノ宮町14-12 075-925-8642
診療日・診療時間 月・火・木・金 午前9:00~12:00 午後3:30~8:30 水・土 午前9:00~12:30 休診日:日曜日・祝祭日 患者様専用駐車場有